駅や街中で見かける自販機、一般的な販売価格は120円。
観光地では150円や200円等、
買うのをためらうような値段の時もありますが。笑
そんな中で「おっ」と目につくのは、
たまに見かける「100円自販機」ではないでしょうか。
ワンコインで買える気軽さがいいですよね。
では何故このような販売価格に差があるんのでしょうか?
そして100円自販機で儲けが出るのか…心配です!笑
今回はこの謎を紐解いていきます。
今回は自販機メンテナンスを、
メーカー請負にした場合のケースです。
自販機を設置するためには
自販機を設置する必要なもの。
それは「設置場所」ただひとつ!
駅や街中でたくさん見かける理由のひとつとして、
設置が簡単であるということが挙げられます。
自販機の維持費はどれくらい?
パッと思いつくのは、
・電気代
・商品補充(在庫管理)
・お釣りの補充(売上管理)
・ゴミの回収
こんなところですが、
なんと設置主が支払うのは電気代のみ!
商品補充やお釣り、ゴミの回収などは、
各メーカーが負担してくれるのです。
おお、なんだか自分でも設置できそうな気がします笑
自販機で儲けるためには
自販機メンテナンスをメーカー請負にした場合、
平均で売上の20%前後が設置主の収入になるのだそう。
販売価格は設置主が自由に決めることができます。
120円で売ると24円、100円で売ると20円の収入。
そして月の電気代は5000円程ということなので、
黒字化するために売らなければいけない本数は、
●120円の場合・・・月208本(1日7本)
●100円の場合・・・月250本(1日9本)
をクリアする必要があります。
くすぐる価格戦略で対抗
人通りが多く、目につく場所がいい立地とされる自販機。
駅や街中の自販機はかなりの売上だそうです。
その一方で、少し閑静な場所にある自販機は、
1日の黒字ラインである7本〜9本が売れないこともあり、
撤去してしまうことも多いんだそう。
そこで目につくよう工夫したのが、
この「100円自販機」と言えそうです。
閑静な場所に自販機が複数あれば、安いほうへ買いに行くし、
安かったという印象が残ることで設置場所を覚え、
そしてまたそこへ買いにいく。
そんなリピーター作りに成功しているように思えます。
100円自販機を見かけた時は、儲かってるんかなーと、
自分でどこの立地なら儲かるかなと考えてみるのも楽しそうです。